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Scope

ストレージ変数と関数のScopeについて学習します

適切なスコープを設定することはセキュリティの担保に重要です

なお外部エンティティとはコントラクト、ユーザー（EOA）などそのコントラクトにアクセスできる第三者を指します

継承についてはInheritanceで解説します

ストレージ変数​

修飾子によってアクセス（値の変更）が制御される

修飾子は型 修飾子 変数名という形で付与される

修飾子を省略した場合のデフォルトはinternal

修飾子外部エンティティ継承コントラクト同一コントラクト
public×〇〇
internal×〇〇
private××〇

publicとinternalの違いとして、public修飾子を付与するとgetter関数が自動生成される

つまり、値の取得という観点ではpublicの外部エンティティはデフォルトで〇になる

internal、privateにおいては継承コントラクトまたは同一コントラクトでgetter関数を記述することで値の取得が可能になる

contract variablesScope {
    // not visible from the third party
    uint private a;
    // default is internal
    uint b;
    // public generates getter automatically 
    uint public c;

    // This getter allows the third party to view value
    function getB() view returns(uint) {
        return b;
    }
}
ヒント

通常、getter関数のない変数は値を確認することができない

ただし、ブロックチェーンのストレージを直接参照することでprivateな変数でも値を確認することが可能（原理上ブロックチェーンに秘密の値を保存することは不可能）

詳しくはStorage Layoutで解説

関数​

以下の修飾子によってアクセス（呼び出し）が制御される

修飾子を省略した場合のデフォルトはinternal

修飾子外部エンティティ継承コントラクト同一コントラクト
public〇〇〇
external〇××
internal×〇〇
private××〇
contract functionScope {
    function publicFunction() public pure returns(string) {
        internalFunction();
        return "This is public function";
    }

    function internalFunction() internal pure returns(string) {
        privateFunction();
        return "This is internal function";
    }

    function privateFunction() private pure returns(string) {
        return "This is private function";
    }

}

Reference​